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HP ProCurve Switch Series - ファースト・イーサチャネル(R)/マルチポートトランク/アダプティブ・ロードバランシング(R)の構築と予備知識

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?入内容
1998年11月2日
ファースト・イーサチャネル(R)とマルチポートトランクについて
ファースト・イーサチャネル(R)とマルチポートトランクは、通信機器間の10/100/1000Mbpsの接続リンクを複数本(2〜4本)束ねて1つのリンクとして広帯域化(双方向の負荷分散)を行う技術のことです。
さらに、トランク内の幾つかのリンクが障害を起こしたとしても、残りのリンクを用いて通信が持続されるので、フォールトトレランスとしても機能します。
即ち、この技術を用いることにより、スイッチ間、または、スイッチとサーバ間、スイッチとルータ間のボトルネックを理想通りに解消できて、尚且つ、冗長性も実現できます。
例えば、2台のスイッチ間のリンクに100Base-TXを用いて接続している場合は、全二重通信で最高200Mbpsの帯域幅しかありません。しかし、ファースト・イーサチャネル(R)、または、マルチポートトランク接続を行うことによって、最高4倍の800Mbpsの帯域幅に増強できます。サーバとスイッチ間にボトルネックが生じている場合でも、ファースト・イーサチャネル(R)を用いて同様な広帯域化(双方向の負荷分散)が可能です。

● ファースト・イーサチャネル(R)の構築
FEC(ファースト・イーサチャネル(R))は米Cisco Systems(R)社が開発した技術で、HP ProCurve Switch 8000M/1600M に実装しています。また、HP ProCurve Switch 4000M/2400M のマルチポートトランクと互換性が有り、FEC接続が可能です。
NIC(ネットワーク・インタフェース・カード)では、HP D5013A 10/100イーサネット・アダプタカード(FEC Team)、および、Intel(R) EtherExpress Pro/100 サーバ・アダプタファミリ(FEC Team)、UNIXでは、HP-UX サーバ/HP PowerTrunk in FECなどをがあり、シスコ(R)社のFEC実装製品を含めてFEC対応の通信機器間をFEC(ファースト・イーサチャネル(R))で接続することが可能です。
FECを構築する際は、同じ通信速度のリンクを2〜4本束ねます。ただし、シスコ(R)社の製品と接続する場合は、2または4本に限られます。HPスイッチは、束ねるリンクポートへFECを設定するだけです。HP ProCurve Switch 4000M/2400MではTrunkを設定しますが、接続先のFECがマニュアルモードであることを確認します。
HP ProCurve Switch 8000M/1600Mは、1台でFECチームを最高10グループ設定することが可能なので、柔軟にFECを用いたネットワーク構築プランができるでしょう。
ネットワークカードのFEC設定は、アダプタカードのプロパティで FEC チームを構成します。(詳しくは、ネットワークカードの最新のマニュアルを参考にして下さい)

マルチポートトランクの構築
マルチポートトランクは、FEC(R)も含むトランク技術のことを言い、早くからHPが開発し、HP Trunkとしてスイッチへ実装されています。最近では、FEC(R)などのトランク機能が各通信ベンダ機器へも取り入れられています。
HPスイッチは、様々なトランクへも対応できるように、FEC(R)、Trunk、SA-Onlyの3つのタイプを用意しており、何れかのトランク・タイプにより各種トランキング機器と接続ができるようになっています。

マルチポートランクタイプ
対応機種
トランキング方法
参考事項
HP TrunkSwitch 8000M/1600M
/4000M/2400M
SA/DA or DA
自動認識
FECマニュアルモードと接続可
Switch 2000/800Tと接続可
FECSwitch 8000M/1600MSA/DA or SA
自動認識
FECオートネゴシエーション通信機器と接続可
SA-OnlySwitch 8000M/1600M
/4000M/2400M
SASA-Onlyのトランク機器と接続可
Cisco1900/2800-FECマニュアルモードと通信可
HP Trunk*Switch 2000/800TDADA-Onlyのトランク機器と接続可

* : HP AdvanceStack Switch 2000/800Tに実装されたHP Trunk
[SA/DA],[DA],[SA] : MACアドレス(SA,DA)を用いたラウンドロビン・トランキング割当て方式

HPマルチポートトランクを構築する際は、同じ通信速度のリンクを2〜4本束ねます。HPスイッチは、束ねるリンクポートへTrunkを設定するだけです。
HP ProCurve SwitchシリーズのTrunkは、FEC(ファース・トイーサチャネル(R))と互換性が有り、FECのマニュアルモードと接続することが可能です。尚、HP ProCurve Switchシリーズでは、1台でFECを含むマルチポートトランクのチームを最高10グループ設定することが可能です。

アダプティブ・ロードバランシング(R)の構築
ALB(アダプティブ・ロードバランシング(R))とは米Intel(R)社が開発した技術で、HP D5013A 10/100 イーサネット・アダプタカード、及び、Intel(R) EtherExpress Pro/100 サーバ・アダプタファミリ上で稼動します。
これらのNIC(ネットワーク・インタフェースカード)は、機種を問わずHPスイッチと接続が可能です。HPスイッチの設定は特に必要無く、1台のサーバに組み込まれた複数(2〜4枚)のNICと接続するだけです。
ALBは、ファースト・イーサチャネル(R)やマルチポートトランクとは異なり、サーバが送信するトラフィックだけがNICの枚数に応じて広帯域化(片方向の負荷分散)されます。即ち、サーバからスイッチへ向かう通信がボトルネックになっている場合には有効ですが、反対に、スイッチからサーバへ向かう通信は負荷分散されずに1枚のNICに限定されます。
ネットワークカードのALB設定は、アダプタカードのプロパティで ALB チームを構成します。(詳しくは、ネットワークカードの最新のマニュアルを参考にして下さい)

ALBの構築は容易なので、是非、HPスイッチと組み合わせての評価を行ってみて下さい。

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