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1998年11月2日 - 拡張性、運用性などのさまざまな要求から生まれた高速通信技術
- すさまじいスピードで環境が変化し続ける現状において、ネットワークの高速大容量化と各種メディアの統合化の技術も急速に発展してきています。過去の経験からあらゆる将来の展望を考察すると、さまざまな高速通信に対する要求が出てきます。その中には、拡張性、柔軟性、安全性、相互運用性、コストパフォーマンスなどの課題が含まれております。これらの要求を満たす為に各種先端技術を活用して、ギガビット・イーサネットが開発されました。よって、ギガビット・イーサネットは、非常に多くのネットワーキング、および、コンピュータ、半導体の企業に支えられております。
- ギガビット・イーサネット概要
- ギガビット・イーサネット標準は、IEEE802.3 10/100Mbpsイーサネットのフレームフォーマット、および、全/半二重通信、フローコントロールが基になっています。即ち、IEEE802.3イーサネットが基本であるので、既存の10/100Mbpsイーサネットの通信機器、および、ケーブル・インタフェースなどとの共存が容易で、アプリケーションや管理オブジェクト、ネットワークOSなどを変更する必要性もありません。よって、ネットワーク管理者はイーサネット拡張技術を学ぶだけで良く、ネットワークのアップグレード、及び、運用管理を行う上で必要な投資効果にも有効でしょう。
ギガビット・イーサネット技術は、IEEE802.3zとIEEE802.3abの2つのタスクフォースに分かれています。IEEE802.3zは光ファイバを用いた研究を中心に行い、1998年6月29日に標準化されました。IEEE802.3abは、カテゴリ5UTPケーブルを用いた研究をしています。以下の4つの物理層インタフェースが提案されています。物理層インタフェース | ケーブルタイプ | 最大電送距離 | | 1000Base-SX | 短波長(850nm) マルチモード・ファイバ | 62.5um: 220m / 275m (160MHz*km / 200MHz*km光ファイバ) 50um: 500m / 550m (400MHz*km / 500MHz*km光ファイバ) | | 1000Base-LX | 長波長(1300nm) マルチモード/シングルモード・ファイバ | Multi-mode: 62.5um: 550m 50um: 550m (MMの場合はMode ConditioningPatchCord が必要) Single-mode: 9um: 5km | | 1000Base-CX | 銅線(STP/Coax) | 25m | | 1000Base-T | Cat5 4ペア UTP | 100m |
- ギガビット・イーサネットの導入
- ギガビット・イーサネットは、1998年6月29日に標準化された1000Base-SX、または、1000Base-LXを用いた通信機器が各社から発表され、既に多数の導入実績が有ります。一般的な例として、ギガビット・イーサネットをスイッチ間、および、サーバとスイッチ間へ接続した接続図を以下に示します。既に、マルチモード光ファイバーケーブル(50um/62.5um)、または、シングルモード光ファイバーケーブル(9um)を用いたネットワークを構築されている場合は、それらの既存資産である光ファイバケーブルを使用してギガビット・イーサネット(1000Base-SX / 1000Base-LX)を築くことが可能です。

ギガビット(1000Base-SX/1000Base-LX)通信機器間を光ファイバケーブルをもちいて接続するだけで、ギガビットの高速リンクにアップグレードすることができます。実際には、ギガビット・イーサネット対応スイッチ、または、ルータ、リピータがギガビット・イーサネットの構築をサポートします。HPは、HP ProCurve Switch 8000M、1600M、4000Mの3機種(1998年11月現在)によって、1000Base-SX、および、1000Base-LXの通信を10/100イーサネットに加えて可能にしています。 高速サーバへギガビット・イーサネットNICを追加し、ギガビット・イーサネット・スイッチへ接続すると、サーバファームの通信速度をアップグレードすることが可能です。 - ギガビット・イーサネットとATM
- 高速通信を導入する際に、ATM(Asynchronous Transfer Mode)とギガビット・イーサネットの選択を検討されることも考えられます。または、それぞれの特徴を生かした共存型のネットワークを検討されることもあると思います。共に広域ネットワークの構築や信頼性などの点で異なる優位性を持ち合わせているので、目的に応じて選択をされるのが良いと思います。それぞれの特徴を以下に示します。
機能/性能 | ギガビット・イーサネット | ATM | | 既存LANとの接続性 | 容易 (ケーブル接続のみ) | 構築技術を要する (フレーム/セル変換、LANエミュレーションなど) | | 標準化 | 合意後製品化 (IEEE802.3z) | 既存ATM機器の仕様が標準化 | QOS (Quality of Service) | 接続機器に依存 (上位プロトコル IEEE802.1p, RSVPを使用) | 通信接続時に確立 パケット伝達の保証が可能 | | トポロジ | LAN、バックボーン、 ワークグループ | WAN、バックボーン、 キャンパス | | 導入コスト | 安価 | 高価 | | 運用コスト | 安価 | 高価 | 通信スピード (代表値) | 1000Mbps | 155/622Mbps |
- ギガビット・イーサネット・アライアンスとコンソーシアム
- ギガビット・イーサネット・アライアンスとコンソーシアムは、代表となる通信関連企業が集まり、ギガビット・イーサネット仕様の開発と承諾を行っています。
ギガビット・イーサネット・アライアンスは、ギガビット・イーサネット仕様の収束と承諾が速やかに行う為のテクニカルリソースをリーディング・ネットワーク企業が提供し、成り立っています。また、これらの企業は、相互接続性や動作を確立する為にもリソースを提供します。HPは、IEEE802.3z委員会の一員であり、即ち、ギガビット・イーサネット・アライアンスの一員であって、ギガビット・イーサネット・光通信仕様の開発と収束、承諾に貢献しています。 また、ギガビット・イーサネット・コンソーシアムは、ギガビット・イーサネット機器の相互接続テストを行っており、HPのギガビット・イーサネット機器も同様にテストを受けています。また、IOL(University of New Hampshire InterOperability Lab)では、リーディング・ネットワーク企業の枠を越えて相互接続テストを行っており、HPギガビット・イーサネット機器もマルチベンダ環境での動作確認を得ています。 - HPのギガビット・イーサネットへの取り組み
- HPはギガビット・イーサネット・アライアンス/コンソーシアムと共にギガビット・イーサネットを完全に遂行しており、既に、将来に来るべき10Gbps通信の開発に力を注いでいます。
- HPのギガビット・イーサネット対応機器
- HPのギガビット・イーサネット機器の特徴は、HPイーサネット・スイッチング製品群の中にギガビット・イーサネット対応機種を取り揃え、既存のイーサネットLANとの共存を容易にしている点です。HP ProCurve Switch 8000M、1600M、4000Mの3機種は、共に 1000Base-SX、および、1000Base-LX 準拠のモジュールの他に、10/100イーサネットへも対応しており、バックボーンとして、または、バックボーンへのアップリンクとしても十分に性能が発揮できる仕様にもなっています。また、オフィスの大小に関わらず、ワークグループ・ネットワークへも容易に導入することが可能です。


- ■ HP ProCurve Switch 8000M/4000M
- HP ProCurve Switch 8000M/4000Mは、ご使用状況に応じて自由に選択が可能なオプションモジュール用スロットが10個用意されていて、最高で80個の10/100オートネゴシエーション(オートセンシング)ポート、または、10個の1000Base-SXポート、10個の1000Base-LXポート、40個の100Base-FXポート、40個の10Base-FLポートの何れかの構成が可能であり、または、それぞれのオプションモジュールを自由に選択して組み込むことも可能です。
- ■ HP ProCurve Switch 1600M
- HP ProCurve Switch 1600Mは、16個の10/100オートネゴシエーション(オートセンシング)ポートが固定で装着されており、さらに、ご使用状況に応じて自由に選択が可能なオプションモジュール用スロットが1つ用意されています。即ち、オプションモジュールにより、8個の10/100オートネゴシエーション(オートセンシング)ポート、または、1個の1000Base-SXポート、1個の1000Base-LXポート、4個の100Base-FXポート、4個の10Base-FLポートの何れかが新たに追加できます。
- ■ 業界最高レベルの冗長性とフォールトトレランス
- HP ProCurve Switch 8000M/1600Mは、業界最高レベルの冗長性とフォールト・トレランスを提供する「スイッチメッシング・アーキテクチャ」を実装しています。STP(IEEE802.1D Spanning Tree Protcol)と比べて桁違いのアップタイムと多重化リンクによる広帯域化、更に、パラレル・スイッチによる業界初の自立的負荷均衡を可能とします。既存の技術では為し得なかった驚くべき高信頼を、最高の冗長性と高可用性により実現できます。この他にも、レイヤ3機能による通信トラフィックの削減等の、業界最高レベルのアーキテクチャによるネットワークを構築できます。

HP ProCurve Switch 8000M/1600M/4000Mは、Ciscoイーサチャネル(R)、または、HPマルチポート・トランクを用いて接続することにより、スイッチとサーバ、および、スイッチとスイッチ、スイッチとルータ間の帯域幅を最高4倍へ広帯域化することが可能であり、理想通りにボトルネックを解消することができます。
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